万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
西宮一民著『古事記の研究』
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
山口佳紀
 ふりがな
やまぐちよしのり
 発行年月
1996/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
157
 掲載頁
5666
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
古事記序文,太安麻侶,稗田阿礼,誦習,音注,変体漢文体,和文体,漢文体,文体,仮名表記,神参拾五神
 論文要旨
西宮一民氏の『古事記の研究』に対する書評。はじめに全体を紹介し、その後、著者の疑問点について述べていく。まず、序文の解釈について、特に稗田阿礼の「誦習」にまつわる事柄に関しては著者は、西宮氏の見解に関しいくつかの疑問を呈する。また、序文の解釈に対する姿勢についても、序文の解釈が成立の実態につながるという、西宮氏を含む従来の姿勢に反省を促す。次いで、「本文篇」についての言及において、著者は評書における叙述の矛盾、西宮氏の変体漢文体の成立に関する認識と、文体の分類方法に関して疑いを述べる。また、安麻侶の表記の考察についても問題の存在を指摘する。最後に「読解篇」に関しては「神参拾五神」の解釈について疑問を呈する。"